あなたの商品の弱点を強みに変えるキャッチコピーの魔法
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自分では当たり前に思っていること、って本当に気づかないですよね?
それが自分にとって長所であっても短所であっても、「見えていない」ということはよくあります。
以前に法人向けにネット広告の営業をしていたことがありました。
その時にいろんな社長さん、マネージャーさんのお話を聞いてきたのですが、
いくら優秀な方であっても、「自社のサービスについては盲目になってしまっている」
ということは本当によくあることなのです。
今日は、自分のサービスの価値を見過ごしてしまい、集客を取り逃していたある事例をあげて、
「弱点だったところを強みとして発信することで売り上げUPにつながったケース」をご紹介します。
Contents
有名な温泉街から少し離れた民宿、エリアまで車で20分の弱点を変えて集客に成功
有名な温泉街のホテル(旅館・民宿)を担当していました。
社長へのご挨拶と集客状況をよくよく聞くと、「うちは繫華街からちょっと遠いからね・・」
というコメントが返ってきました。
なるほどなるほどと聞いていたら、またしばらくすると「うちは繫華街からちょっと遠いからね・・」
と同じコメントがまた帰ってきました。
さすがに「あれ?」と気になりました、このコメントは本人も無意識に口に出している言葉で、
「繫華街から遠い、離れている、だから集客が難しい」という理由でした。
この物理的距離は変えられないので、ご本人とっては当たり前といった様子でした。
私は質問しました「遠いとはどれくらいの距離があるのですか?」
「車で20分です・・」
「え?車で20分なんてすぐですよ!」
「え?」
車で遠方まで旅行に行き、繫華街から20分の移動、そんなに大したことはありません。
旅行者にとっては見知らぬ土地を車で移動するだけで「旅」です。
「車で20分はたいして遠くない」をフィードバックしたら、社長は驚いていました。
おそらくずっとそのエリアで営業していて、繫華街からちょっと離れているというのが、
お客様には申し訳ないという想いがおありだったのだと思います。
そこが引け目につながり、集客にたいしても控えめになってしまっていたようでした。
私はこう提案しました。
「繫華街から車で20分くらいなんの問題もない、その分、ちょっとリーズナブルで静かでアットホームな感じを味わえる」
そこに喜びと満足を感じてくれるお客様に来てもらいませんか?と。
出来上がった広告のキャッチコピーは「車でたった20分♪ファミリーむけコスパに満足できる〇〇」
当初、車で20分は弱点だったところを、たった20分という強みに変えて、
新しいお客様の集客に成功されていかれました。
「自己評価の低さ」は単なる思い込みでできている
先ほどの社長さんの例以外にも、驚くような思い込みの数々を目の当たりにしました。
私のネット広告の販売は電話営業でした。
例えば大きな湖の前にある比較的小さなホテルさん。
ホテルの目の前が湖で部屋から眺めることができる、いわゆる「レイクビュー」のお部屋をもっていました。
私の電話で話をしばらく話を聞くまで、なんとそのホテルにはレイクビューの部屋があることに気づくことができませんでした。
理由は、そのサイトのどこにも湖の写真が映っていないのです。
私は驚いて、急いで言いました「今すぐに、レイクビューのお部屋の写真をTOPに持ってきてください!」と、
そうすると、社長は、「以前にサイトの写真をみて予約したのに、お客様がレイクビューじゃなくてショックだった口コミされていたので、それ以来、申し訳なくて・・・写真から外した」とのこと。
一人のお客様の意見がすべての人に通ずることになってしまっていました。
「一人の意見がみんなもそうに違いない」という思い込みです。
「他のものの見方をする方も必ずいますよ!きちんと明記してあければ大丈夫ですよ」と無事に写真を変えてもらいました。
これを読んでおらえる方も、「え?」どうして?そんな売りの写真を載せないなんて・・・とびっくりされることと思います。
前の距離が遠いと思い込んでいた社長も、本当はそう思う人ばかりではないのに、すべてのお客様の意見だと、思い込んでしまうのです。。。
でも、ホテル業は接客業のため、お客様へのおもてなしの気持ちが大きく、逆に、ちょっとした口コミを大きくとらえて気にしてしまう。
という、本来のいい在り方が裏目にでてしまうこともあるのだと気づきました。
また、ネット集客は予約と、口コミが「誰なのか?」が見えにくいところがあり、より慎重になってしまう・・・
という点もあるのだと思います。
さて、ここでのポイントは、周りから明らかに見てわかることなのに、自分のこととなると、全く気づいていないというのはよくあることということです。
そして、あなたのサービスにもそれが起こっている可能性があるのです!
ジョハリの窓を開いて自分の強みを発見しよう!(他人の視点を受け取る)
「ジョハリの窓」という言葉を聞いたことがありますか?
この窓は、アメリカの心理学者が開発したコミュニケーションを円滑にするために提案された方法のことです。
窓とは、自分をどんな風に人に開示して、どんな風に人から自己を隠すか?という「開示」を意味しています。
このジョハリの窓は4つに分けられていて、先ほど説明したのは、「盲点の窓」の例です。
盲点の窓とは、「自分は気づいていないが他人は知っている性質」のことと言われています。
自分にとって当たり前になっていることは「盲点」になってしまっていることがほとんどです。
当たり前にできすぎて、「強み」とも気づかない。
逆に、自己否定の思い込みも、外から見られない限りなかなか、中立の立場で物事がみられにくい。
という要素があると思います。
海外に行って初めて日本の良さを実感した・・というようなものです。
私はプロフィールインタビューの仕事をしていて、このことによく遭遇します。
自分では気づいていないので「良さ」としてPRできていない、
また、大したことない…と思っているので、自信をもってPRしきれない。
サービスのすべてでなくてごく一部にこんな考えがあると、
ほんとにもったいないなぁと思いますし、
他人の視点からみた強み、魅力を全面にPRするので、
インタビューしてヒアリングして記事にまとめていくプロセスで、
「自信がついた」というお声を頂くことがほとんどです。
だから、自分自身・サービスを客観的な視点でみる、またその機会を創ることはとても大切なことだと常々思っています^^
そうすることで、あなたの固定してしまっていた「思い込みの視点」が外れて窓が開き、可能性がもっと広がっていきますね。
あなたとあなたのサービスの魅力を知る方法
では、第三者の視点というのをどうやって得ればいいのでしょうか?
いくつか例を挙げてみると・・・
アンケートをとる(お客様やお仕事の仲間など)
時折、SNSを活用して上手にアンケートをとっている方いらっしゃいますね(笑)
私もキャッチコピーに悩んだ時、(A)と(B)どっちがいいですか?と投稿することがありますが、意外にみんな親切なので回答をくれます。
また過去、お客様や仕事仲間などに頼ってみると助けてくれることが多いですね!
古い友人に聞いてみる
昔から自分のことをよく知ってくれている友人、日頃の日常会話ではあえて、強みを伝えあうことをしていない友人だと思いますが、繋がりが深い分、意外な答えが見つかるかもしれません^^
コーチングやコンサルタントなどからアドバイスをもらう
強みをみつけて、仕事の戦略に結び付けるプロからアドバイスを受け取るのもお勧めです。また、自身のサイトやデザインをプロの方に作成依頼してみるのも、客観的な視点を得られるいい機会になります。
まとめ
さて、今日のポイントは、自分の強みや弱点は「分析されていないただの思い込み」であることが多いということ。
そして、その「盲点の窓」を開けるには「他人の視点を受け入れてみる」という一歩を踏み出すことでした。
もし弱点だと思い込んでいたものが、ほんの少し視点を変えるだけで、強みとなり、新しいお客様のメリットになる可能性を秘めています。
ジョハリの窓は4つの窓と言われていて、4つ目の窓「未知の窓」があります。
それは、自分にも他人にも知られていない未知の領域があるということです。
これは、自分や周りの人が「未知の可能性を信じること」によって開かれる窓です。
やりたいこと、やってみたいこと、ビジョンを語ること、未来の夢にフォーカスすることで初めて見つけれるもの!
「盲点の窓」をオープンにして、そして未知の窓からどんな景色が拡がっていくか?
どんどん、あなたの心を開いていきましょう^^
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